12月のシクラメンの育て方

12月、シクラメンはホームセンターや園芸店でたくさん売られます。12月が一番量も多く、良いシクラメンを購入するチャンスです。買うなら12月ですね。購入するときのシクラメンの選び方を説明していますのでそちらのページを参考にしてください。

購入したシクラメンは綺麗に咲きます。一方、自分で夏越しをしたシクラメンはまだ成育中で花は咲きません。ようやくつぼみができ始めます。花が咲くまであと一歩、ラストスパートですね。

それでは今月も今までと同じように、置き場、保温、保湿、昼と夜の温度差、水やり、肥料などの項目を見ながら栽培のポイントを見ていきましょう。

シクラメンをどこに置くか

日が当たり暖かい場所

日当たりの良い暖かい場所に置いてください。温度で言えば、夜や朝方の一番寒い時間に10度ぐらいを保てるぐらいの場所がベストですね。開花温度が10度ぐらいなので、あまり気温が低くなりすぎると花が咲きません。注意してください。

それから、どの植物でもそうですが、日の当たる方向に向かって生育していくので、時々鉢の向きを変えないと、葉や花が片側に寄っていってしまいます。こうなると見た目が悪いですよね。

日光不足

花梗(花が乗っている茎みたい部分)や葉柄(葉っぱがくっついている茎みたいな部分)が伸びすぎるのは、日光不足と水の与えすぎが原因です。もっと日当たりのよい場所に移し、水やりを控え目にしてみてください。とは言っても、あまり水が少ないと休眠してしまって花を咲かせないので、これにも気を付けてください。土の表面が乾いたら水をあげるという鉄則を守ればOKです。くどいですが、水は土にかけて、球根にかけたらダメですよ。

日光不足になるとやがて咲かなくなります。明るい部屋だから大丈夫、ということはなくて、必ず日に当てないとダメです。最低一日2、3時間は日に当ててください。

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保温

適温を保つ

冬のシクラメンは暑すぎても寒すぎてもよく育ちません。何事もそうですけれど、適度さが必要なんです。具体的には、1日の最低温度は7度ぐらいを保つ必要があります。これより低いとせっかく咲き乱れている花が途切れることが多いです。日中は暖かくても、夜間と朝方は意外と気温が低いので注意してください。

保温する

最低7度を保てる場所では特に保温の必要はありません。これ以下になるような場所に置くのであれば保温をした方がベターですね。低温でも枯れたりはしませんが、花が咲かなくなります。枯れなくても花が咲かなくては悲しいばかりですよね。

一番簡単な保温の方法は、発泡スチロールの箱をかぶせることです。発泡スチロールは断熱材なので、保温には最適です。ちなみに、保冷にも最適なのはご存じの通りだと思います。つまり、暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく、温度を一定に保つ力が発泡スチロールにはあるんです。さらに、保温効果だけではなく、保湿効果もあります。

発泡スチロール箱がない場合は、段ボール箱などでも良いです。ついでに、箱に入れる際、鉢を含むシクラメン全体をビニール袋でくるむとさらに保温・保湿効果が高まります。何を使うにせよ、朝になり気温が上がり始めたら箱から出して、新鮮な空気と日光をあげてください。

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湿度保持

乾燥させない

シクラメンを栽培していてよくあることではないでようか?

  • 購入したとき咲いていた花が終わったら、もうそれ以上咲いてこない。
  • つぼみが干からびて黒くなり、ひじきのようになってしまう。
  • 葉が黄色くなり枯れていく。

こういう場合、乾燥しすぎが主な原因です。肥料切れもあります。日本の冬は乾燥しますし、暖房を使えばさらに乾燥は高まります。こういう空気では、人間の手がカサカサになるように、葉、花、つびみなどの水分が奪われて乾いてしまいます。ですので、土への水やりとは別に、保湿を考えなければなりません。

湿度を保つ方法

一番簡単で効果的なのは、保温の所でちょっと説明しましたが、ビニール袋をかぶる方法です。夜の間だけかぶせて、朝になったら取り除けばオッケーです。保温のところで説明したように、箱を使って保温と保湿を同時に行うことができます。

袋に入れるのは実は結構面倒だったりします。いちいち入れたり出したり、できればしたくないですよね。そういう場合、昼間の暖かいときに、霧吹きで葉や花に水を吹きかけるのも良い方法です。あまり冷たい水ではなく、多少お湯を加えて、15度ぐらいの水温すると優しいですよ。

それから、葉についた細かなホコリなどは乾燥を促進します。人の手が汚れていると乾燥するのと同じです。暇なときに柔らかい布などで葉をふいてあげると保湿に役立ちます。そういう愛情をかけるとなぜかシクラメンに限らず植物は生き生きと育ちますよね。不思議です。

最近は加湿器なども普及しているのでそれを使うのも良いと思います。人間の風邪予防にも良いですしね。

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昼と夜の温度差

15度ぐらいの温度差にする

一日の最高気温と最低気温の差(温度差)には注意が必要です。温度差が13度ぐらいが限界で、それ以上になると株によくありません。ということは、例えば、朝方10度まで下がる部屋の場合、昼間の気温は20度ぐらいまでということです。つまり、あまり暖房の近くに置くことができないことが分かります。

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水やり

水やりについて

どんな植物でもそうですが、適切な水やりがとても大切です。シクラメンの場合、水が多すぎると根腐れや寒害になることがあります。また、水が多く温度が高いと、花梗(花が乗っている茎みたい部分)や葉柄(葉っぱがくっついている茎みたいな部分)が伸びすぎて株が軟弱になります。それに、細菌性の球根腐敗病におかされることも多くなります。

逆に、水が足りないと花や葉に元気がなくなります。そしてやがて休眠してしまいます。その後あわてて正しい水やりを続けても、生育が遅れてしまうので花が咲くのも遅れてしまいます。そうならないためにも正しい水やりをしましょう。

水やりの方法

鉢土の表面が白く乾いたらたっぷり水をあげます。繰り返しになりますが、あくまで乾いてから水をあげてください。土が乾いていないのに水をあげてはダメです。ということは、定期的に水をあげるようなことにはなりませんよね。日によって乾き具合が違いますし、置く場所によっても乾き方が違ってきますから。

それから、球根には直接水をかけてはいけません。土に水をかけます。これも何度も繰り返していますね。最後に、鉢皿に水をためてはいけません。水が多すぎて根草れを起こしやすくなります。

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肥料

追肥が必要

1月から3月、花盛りのシクラメンは春までどんどん新しいつぼみができ花が咲き続けます。となれば栄養補給が必要ですね。追肥しましょう。肥料の使用頻度や使用量は、肥料によって様々なので、使っている肥料の使用方法を守りましょう。時々、自分の感覚で適当に肥料をあげる人がいますが、あまりよくないです。ラベルをよく読んで、薬じゃないけど、用法・用量を守って使うのが一番効果があっていいのです。

注意

肥料が多すぎると草丈ばかりが伸び過ぎてしまい、見た目が悪くなることがあります。生育状態を確認しながら肥料の量と頻度を調整します。

おすすめの肥料

園芸用の肥料であればどんなものでも普通は大丈夫ですが、シクラメン用と名前が付いていれば何も心配することもなく楽です。いくつか紹介しておきます。

底面給水の活力液
「底面給水の活力液」
プロも使用する本格活力液。
ハイポネックス
「ハイポネックス」
根を丈夫にするカリを多く含み
シクラメンに適しています。
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花がら摘み

花がら摘みの目的

花が咲き終わってそのままにしておくと、自然に交雑しタネが育ちます。シクラメンのように長い間咲き続ける植物は、タネができると次第につぼみの発生や開花が鈍くなり、やがて休眠してしまいます。そういうわけで、咲き終わった花を残しておくのは良くないんです。咲き終わったら一つずつ花がら摘みをしましょう。

ポイント

花が完全に枯れていなくても古くなったら摘んでください。他の植物の花の場合、花が枯れたから行うことが多いですが、シクラメンはそれより早めにする感じですね。もったいない感じがするかもしれませんが、この時期はじゃんじゃん咲いてきますので思い切ってください。

花がら摘みの方法は、花梗を軽くはさんで持ち、少しねじりながら上に引き抜きます。こうすると、花梗は付け根から簡単に抜けます。花梗をねじる動作と引き抜く動作を同時に行うとうまくいきます。ちなみに、花梗というのは花がくっついている茎みたいな部分のことです。

注意

花梗は必ず根本から取り除いてください。途中でちぎれたりした花梗をそのまま残しておいてはダメですよ。そこから病気が入ることがあるからです。抜くのに失敗したら、残りの花梗をもう一度同じ方法で引き抜けば大丈夫です。

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枯れ葉取り

病気予防と見た目

枯れて黄色くなったり、ぐったり元気のない葉は取り除きます。放置しておくと病気の原因になりますし、見た目も悪いですよね。取り方は花がら摘みと同様に必ず根から取り除きます。

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病気と害虫

予防がメイン

12月のシクラメンには通常病気も害虫もほとんど発生しません。予防のためであれば、月1回ぐらい殺虫剤と殺菌剤を混ぜて散布すれば十分です。殺虫剤はMEP剤、アセフェート剤などが良いですね。殺菌剤はベノミル剤、マンネブ剤などを使います。

おすすめの殺虫剤・殺菌剤

こういったものがあります。参考にしてください。

「スミチオンスプレー(MEP剤)」
 特にケムシ、アブラムシ類に効果があります。手軽です。
「オルトラン(アセフェート剤)」
 各種害虫(アブラムシ、ツツジグンバイ、アオムシ等)に。
「ベンレート水和剤(ベノミル剤)」
 うどんこ病や灰色かび病などのかび性の病気に。


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