9月のシクラメン 夏越し株の植え替え

夏越しに挑戦したシクラメンが今月9月まで生き延びていれば夏越しは成功といえます。夏越しと言うのは意外と難しく、教科書通りにやってもうまくいかないことが結構あります。逆に、いい加減にやったのに案外生き延びたりもします。いずれにせよ途中で腐ったり枯れたりすることが多いので、失敗してもそんなものだと思ってください。そしてまた来年挑戦ですね。

その夏越しに成功した株は、8月下旬から9月上旬が植え替えをする時期です。具体的な植え替えの方法を、栽培を継続する方法で夏越しさせた場合と、休眠させる方法で夏越しさせた場合に分けて説明していきます。

栽培を継続して夏越しさせた株

シクラメンの様子

栽培を継続する方法で夏越しを終えた株は、基本的にはある程度の数の葉が育っていると思います。葉があって元気のある株が一番成功したといえます。もちろん、葉の数が2、3枚の場合でも株は生きていますよ。だけど残念ながらこのようなシクラメンは冬になってもあまりきれいに咲かないことが多いです。せっかくなので育ててあげてくださいね。

鉢植え株の植え替え

鉢に植えて栽培を継続して夏越しした場合の植え替え方法です。まずは株を鉢から抜き、値鉢(根とその周りについている土のこと。)をもとの大きさの3分の2ぐらいの大きさに崩します。株を痛めないようにゆっくりやってください。

一回り大きな鉢と新しい用土を用意します。用土は、田土3、赤玉土3、腐葉土3、パーライト1を混ぜたものを使います。化学肥料もある程度混ぜておきます。基本用土を自分で合わせて土を作るのは面倒かもしれません。シクラメンガーデニング用の土、という宣伝文句で売っている土なら必要なものは全部配合されているし、何と言っても手軽で良いです。

新しい鉢に植えるときは、球根の3分の1ぐらいが地表から出るようにします。球根全部を土の中に入れてしまわないように注意してください。もし、もともと球根全体が古い土で埋まってしまっているのであれば、土を崩して球根の頭を出してから新しい鉢に植え替えます。

おすすめの用土

ガーデンシクラメンの土
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花ごころ ガーデンシクラメン・シクラメンの土
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シクラメンの培養土
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荒木田土
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平和 赤玉土 約16-17L
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こだわりの腐葉土!木の葉100パーセント
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庭植え株の植え替え

ガーデンに植えて栽培を継続して夏越しした場合の植え替え方法ですが、基本的には鉢植え株と同じ方法で植え替えをします。地面から株を掘り起こします。なるべく大きく掘り起こした方が間違いがありません。ある程度周りの土を落とし、準備した鉢に植え替えます。用土などは上記を参考にしてください。

植え替え後

新しい鉢に植え替えが終わったら、たっぷり水をあげます。くどいようですが、水は土にあげてください。球根の頭には直接水をかけたらダメですよ。このとき病気予防として、少量のベノミル剤を水に混ぜるのはとても良いアイデアです。

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休眠させて夏越しさせた株

シクラメンの様子

9月になってもまだ休眠中なので葉はありません。あったとしても、小さな突起物のようか感じのものがほとんどだと思います。新しい鉢に植え替えて、休眠から覚ましてあげます。

植え替えの準備

鉢に植えて休眠夏越しさせた場合でも、庭に植えて休眠夏越しさせた場合でも、植え替えの方法は同じです。株を鉢または庭から丁寧に抜き、ある程度根の周りの土を落とします。枯れている古株があれば、球根の頭から下を3センチほど残して思い切って切り捨ててください。そしてこの球根を消毒するため、ベノミル剤に30分程つけます。消毒後は乾くまで日陰で干します。

植え替え

株が乾いたら新しい鉢に植え替えます。用土は、田土3、赤玉土3、腐葉土3、パーライト1を混ぜたものを使います。化学肥料もある程度混ぜておきます。基本用土を自分で合わせて土を作るのは面倒かもしれません。シクラメンに最適の土、という宣伝文句で売っている土なら必要なものは全部配合されているし、何と言っても手軽で良いです。

新しい鉢に植えるときは、球根の3分の1ぐらいが地表から出るようにします。球根全部を土の中に入れてしまわないように注意してください。植え終わったら球根の頭に直接かからないように水をたっぷりあげます。

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植え替え後の手入れ

置き場

植え替えの終わったシクラメンは、雨の当たらない明るい場所に置いてください。一日中ではなく、午前中だけ日が当たるような場所が一番良いです。

水やり

鉢土の表面が白く乾いたら、球根をぬらさないように水をたっぷり上げます。あくまで鉢土が乾いたら水をあげますので、定期的に水やりするのではなく、様子を見ながらという事になりますよね。

肥料

植え替えてから1ヶ月ぐらいしたら一回液体肥料を与えます。園芸用の肥料であればどんなものでも普通は大丈夫ですが、いくつか紹介しておきます。

底面給水の活力液
「底面給水の活力液」
プロも使用する本格活力液。
ハイポネックス
「ハイポネックス」
根を丈夫にするカリを多く含み
シクラメンに適しています。

花がら摘み、枯れ葉取り

花がら摘みの方法は、花梗を軽くはさんで持ち、少しねじりながら上に引き抜きます。こうすると、花梗は付け根から簡単に抜けます。花梗をねじる動作と引き抜く動作を同時に行うとうまくいきます。ちなみに、花梗というのは花がくっついている茎みたいな部分のことです。

花梗は必ず根本から取り除いてください。途中でちぎれたりした花梗をそのまま残しておいてはダメですよ。そこから病気が入ることがあるからです。抜くのに失敗したら、残りの花梗をもう一度同じ方法で引き抜けば大丈夫です。

病気と害虫の防除

細菌性の球根腐敗病の予防にベノミル剤を1回使います。球根腐敗病は発病してからでは手遅れなので予防してくださいね。また、ボトリチス病、炭そ病の予防としてマンネブ剤を散布しておけば完璧です。ダニの防除にはビフェントリン剤を使います。

「スミチオンスプレー(MEP剤)」
 特にケムシ、アブラムシ類に効果があります。手軽です。
「オルトラン(アセフェート剤)」
 各種害虫(アブラムシ、ツツジグンバイ、アオムシ等)に。
「ベンレート水和剤(ベノミル剤)」
 うどんこ病や灰色かび病などのかび性の病気に。


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